ベイブレードの奇跡
19時半過ぎ、長泉町のトイザラスに立ち寄る。目的は息子たちがはまっているタカラトミー社のベイブレード用アイテム、ラバーグリップを購入するため。
しかし、目的のラバーグリップはすでに完売状態で在庫なし。また出直そうとその場を立ち去ろうとすると、1列隣の棚付近から若い男性が電話でだれかと会話をしているのが耳に入ってきた。どうやらベイブレードそのものを、親戚なのか誰なのか、親しい関係にあるお子様にプレゼントしようとトイザラスに来たようだが、人気のために在庫がない状況をみて代替案を相談していた様子。
実は、自分も別の悩みを抱えていた。
あろうことか、今日発売のベイブレードを既に購入していたのだ。それがなぜ悩みかと言うと、同じセットを妻も購入していたこと・・・。そう、1セットが余分に手元にあったのだ。
そこで、怪しまれることを覚悟の上で、電話していた男性に割って入り事情を説明。1セットを購入価格のままお譲りしたい、と。
するとその男性も快く受け入れてくれた。
正にウィンウィンである!
その男性と、ご兄弟であろうか、傍らにいた男性は非常に紳士的で、購入額以上の金額でそのセットを引き取ってくださったのだ。こちらも恐縮しきりであったが、互いに礼を言いあいその場を後にした。
最終的にベイブレードを受け取ってくれる子はきっと喜んでくれただろう。そう信じている。
本当に不思議な偶然が重なり、奇跡とも思える瞬間であった。
春、懐かしい日々を思いだす
事業始まって以来の出来事、監査に2日間を要した次第・・・。
あけて日曜日、休みをいただいた。
朝起きると、息子たちはもう絶好調「お父さん、今日おやすみ!?」と。さっそく庭に出て、芽吹いた植物たちに水をやり、周辺をうろうろ。
桜の木はまだ花を蓄え、ルピナス、クリスマルローズ、チューリップ、ヒヤシンス、ブルーベリーなどなどが季節の壁を越え花を咲かせている。柿の木も芽吹いてきた。
植物だけではい、クモやムカデ、トカゲといった動物たちも我が家の庭先で命をはぐくんでいる。
【可愛いトカゲの子供】
そうそう、息子たちは私が休みと知って、ミニ四駆情報の収集に力を貸せと言わんばかりである。が、今日はちょっと趣向を変え、ミニ四駆の火がついた際に連れて行ったマルサンホビーに連れていく。
もちろん息子たちの目的はミニ四駆。
しかし、今日は晴天のため、マルサンホビーではラジコンカーのサーキットでしのぎを削るレーサーが数名。店に入るのも忘れ、ラジコンにくぎ付けの息子たち・・・。「お父さん、あれすごいね!」と。
ラジコンにはまった時期のある父としては「お父さんもラジコンレースに出たことがあるぞ!」とアピールする。すると、「お父さんのラジコンは?」今もあるのかと聞いてくるのである。
実家に置いてあることを告げると、「おぉ〜!!」と歓声。
帰りがけ、実家により『証拠』を受け取りに行き帰宅。
半信半疑の息子たちが驚きのまなざしで父を見つめる。長男「すげぇ〜、何これ」、次男「でかっ、かっこいいね!」、さらに「お父さん、本当に車が好きなんだね!」と。
【裏庭でくつろぐ息子と懐かしいマイカー】
さすがに○○十年ぶりの開封のため、プロポの電極がイカレテいたり、充電器の使い方を忘れていたり・・・と、いろいろあるが、近々デビューさせようと思う。
ラジコンのクリーニングが終わったところで17時。地味な私の趣味、カンアオイの手入れをして家に入った。
ミニ四駆も落ち着きつつ
ここの所ミニ四駆ネタばかりだが、これでひと段落。何度も書いたが結局のところコースが無いとな〜という結論。
で、土曜日の夜自宅の玄関を開けると、狭い玄関をほぼ占有している段ボール箱がひとつ・・・側面にはタミヤのロゴ。
ついに届いたようだ。まともなアプローチではとても高くて手の出せなかったアレが。段ボールの上部にはこんなステッカーが貼られていた。
そう、こいつこそサーキット!
しかもタミヤが販促用にショップ等に提供するもので、一般に流通するものではない。鋭い方は気づいてしまったかもしれないが、実はこれ「ミニ四駆」用ではなく「ラジ四駆」用のサーキットなのだ。
ラジ四駆用ということもあり、立体交差の部分以外はコースのフェンス高がミニ四駆用のコースほど高くなく(立体交差部分はミニ四駆用と全く同じ)、ミニ四駆のセッティングに人生を捧げている様な人には向かない。そんなことが理由なのだろう、ばらしたら提供してくれた人やタミヤからお叱りをうけるくらいリーズナブルな価格で手に入れることができた!
そうそう、フェンス高の違いはあれど、コースレイアウトはミニ四駆用のジャパンカップ・ジュニアサーキット(巷で言うJCJCね)と同じである。
さっそく開封してみると、「新品でございます」というあのなんとも言えない匂い。シールもパーツも、梱包資材も出荷時のままの姿を維持している。
しかし・・・だ。
部品を取り出していくと新たな問題が浮上。想像以上に大きい。長男の部屋では既に足の踏み場のないくらいの状態なので、取り急ぎ次男坊の部屋に仮設置してみることにした。
六畳間はこいつを設置しただけでほぼ機能しなくなる現実を目の当たりにし愕然。見たところ笑顔だが、妻の内心を察すると恐ろしいものがある。ホームセンターで養生するアイテムをゲットし、裏庭へのセッティングを視野にいれねば。
と、息子二人は就寝前にも関わらず既にレッドゾーン。さっそく愛車を走らせまくっていた。
ミニ四駆の苦悩
ようやく右と左くらいが分かってきたミニ四駆。先週もタミヤのイベントに遠征! 巷のベイブレード旋風を目の当たりにした経験から、「ま、ミニ四駆なんてよ」と思って出かけたが大間違い・・・。
会場は人、人、人。老いも若きも男も女もマイミニ四駆を持参してレースに参戦。しかもかなり本気;
息子たちは初心者なので、オープンコースで走らせることにしたのだが、ここもまた黒山の人だかり。走るは走る、びゅんびゅん走る諸先輩方のミニ四駆達。
最初はビビりながらも、だんだんペースを掴むと、レーンの空いたちょっとした隙に「ひょい」と相棒をコースに放り込む。なかなかの度胸だ! コーナーで落ちるスピードを見て、一丁前にパーツを交換したりと、なかなか楽しんでいる様子。
それでも、意図せず同一のレーンに複数の車が走ってしまうこともある。こうした事態が起きた時の対処が・・・皆冷静。暗黙のルールなのだろうか、手馴れた手つきで誰ともなく、邪魔をしないよう車を取り出したり、レーンを変更したり。
また、コースアウトした車があれば、最寄の人が持ち上げ「これ誰の?」といった具合に高らかにかかげ、持ち主に渡してくれたりもする。なんとも紳士的な人たちだ。この辺は色んな年齢層がいるためだろうか「俺が俺が」のベイブレーダー達とはちょっと違う。
だが、このミニ四駆には最大の難点がある。そう、コースがないことには走らせても面白くない、というより収集がつかないのだ。何しろスイッチをオンした瞬間から、ただひたすら前進するので、狭い家の廊下で走らせようものなら、車、家ともにダメージが大きい・・・。
さりとて、ドリフ級の大きなたらいでも、ぐるぐるとミニ四駆を走らせるにはとても小さくて面白みがない。
じゃ、買うか!
と言っても、これがまた車両本体のリーズナブルさと打って変わって、エクスペンシブなのである。
じゃ、自作するか!
と言っても、せいぜいダンボールで使い捨てのようなコースを作るのがやっとであったり(実際作った・・・)、膨大な労力を使ってプラ板で造作したり、結局コストパフォーマンスは悪くなってしまう。
ヤホーのオークションなんかを覗いてみるが、中古だの破損品だのといったものであっても意外と高い。
(ジュニアサーキットとか言うくせに1万円くらいは覚悟しないといけない。かと言ってそれより小さいコースでは物足りない・・・。)
周囲にいる第一期ミニ四駆ブーム世代の後輩達に声をかけるが、今となっては誰もコースを持っていないこともわかった。
こうなると、やはりコース常設の模型屋に通うしかないのか・・・
と、思っていた矢先。とんでもない奇跡が韋駄天家に訪れるのである。(つづく)
追伸)ベイブレードもそうだが、くれぐれも親がはまってはいけない。でないと、すぐ
こうなる・・・もう買わない
ミニ四駆は奥が深いのではなく不親切なのでは
世間では3連休と言われているが、土曜日も月曜日も仕事だ。しかし、日曜日だけは久しぶりに休みがとれた。
かねてから息子が「次にお父さんが休みの日はミニ四駆で遊びたいな」と切望していたこともあり、朝から「僕とパパの店」で有名なマルサンホビーの原町店(本店は沼津市上土(あげつち))に向かった。
ここ原町店には、ラジコン用のサーキットが常設されているため、息子たちにも刺激的だろう! ということと、こちらの店長には韋駄天そのものも少年の頃、大変お世話になった方で、息子たちを挨拶方々ご紹介したかったのである。(ラジコンに激ハマりした時期はマルサンに通いつめた韋駄天)
そうそう、ミニ四駆。
既に息子たちはミニ四駆Proなるラインナップを一台ずつ所有しており、今回はチューンナップパーツを購入することが主たる目的である。だが・・・
何を買っていいのやら検討がつかない!
そもそも、ミニ四駆の初期ブームは、韋駄天がこうしたアイテムに興味を持たない年齢になってから・・・。増してや自分で操作のできない走りっぱなしの玩具には全く関心がなかったのだ。(チョロQをチューンしようと思わないのと同じ感覚)
だが幸いなことに個々のパーツは子供用のおもちゃだけあってリーズナブルな価格設定のものばかり。とりあえず、バンパーにつけるガードのようなものと、タイヤのゴムと、モーターなんかをコチョコチョと購入。全てに「ミニ四駆Pro対応」と書いてあるので間違いないだろう。
と、これが大間違い!
そこのお父さん。ミニ四駆・・・ものすごいラインアップで、しかも同じミニ四駆Proでもホイールの大きさなんかが違っちゃったりする訳で。ネットやパーフェクトガイドなどで下調べしてから買え! というのもわかるが、あまりにも初心者には説明が足りない。
結局ミニ四駆Pro用のタイヤは我が家のミニ四駆Proには付かないので放置。一番値の張ったベアリングローラーも・・・。
とりあえず、物理的に装着可能なアイテムを長男、次男のマシンに装着。モーターもアトミックチューン、レブチューンといったものに交換してボディを装着。ヤレヤレ・・・のはずが!!
取り付けたオプションパーツがボディと干渉してどうにもならない。ここまで来るとユーザーの知識不足ではなく、メーカーの配慮が足りないとしか言いようがない。傍らで作業をみていた長男、次男が寂しげに「だめなの?」と
これが解決しなければ、モーター以外の全ての【ミニ四駆Pro】用アイテムが我が家の【ミニ四駆Pro】で使えないことになる。
結局他に手段がなくリューターでボディを削る始末。これで公式レースには出られないとか言われたら詐欺に等しい。というより、リューターが無かったらどうしろと言うのか?
ま、話は前後するが、このミニ四駆、自分で操縦することができないのは前述の通り。専用のコースで走らせてスピードを競う以外の遊び方は無い。となると大事なのはコースがどこにあるのか? ということ。
残念ながらマルサンホビー原町店には常設のコースはない。さすがの韋駄天もコースが常設されている店くらいは下調べしてある! ということで、公式サイトに掲載されていた三島のたきなみ商店へゴー!
・・・
無い。どこをどう見ても「たきなみ商店」など存在しない。いや、かつてはあったのだろうが、今はそれと分かる痕跡がないのである。もう一度公式サイトを見てみる。間違いない。今いる場所はまぎれもなく「たきなみ商店」の場所であり、そこには常設コースがあるとなっている。
午後の予定も入っている中、昼近くなってしまったため、東部でもう一つ常設コースを設置している吉原の「おもちゃのキムラ」まではとても足を運べそうにない。
先に昼食をすませ、午後の用事までの時間調整のつもりで、もう一件プラモデルのお店を覗いてみることにした。
駐車場に車を入れると息子たちが雄叫びをあげる「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! あれっ、あれっ、お父さんアレっ!!」
なんと、コンパクトなコースではあるが、子供が遊ぶには十分なミニ四駆のコースが店の前に設置されているではないかっ!
店の主人に聞くと、「営業時間中であればいつでもどうぞ」と。(感涙)
明日、自分は仕事であるが、妻と息子たちは愛車を持って向かうことだろう。千本東町5の名店「Kit BOX」へ
次男卒園
2010年、3月17日。長男の卒園から2年、ついに次男が卒園の日を迎えた。
長男の卒園式にはどうしても外せない仕事があり残念ながら出席することが出きなかったが、今回は間隙をぬって参加することができた。
一番最初に入場してきた次男。卒園証書もちゃっかり最初にもらっていたりする。妻に聞けば長男もそうだったようだ。五十音順ではまだ早い子もいる、誕生日でもない・・・謎である。
この日は、子どもたちの父母全員が出席という信じられない卒園式となった。来賓もイカしている。必勝パターンの来賓(議員や、教育委員会とか)のほかに、子どもたちの「学び」「遊び」「日常」に関わった方々をお迎えするのだ。例えばお茶の先生や、そば打ちや餅つき体験、やみかん狩りやバター作りなどなどを体験させてくれた方々や、通園時に見守ってくれたご近所のおじちゃん、おばちゃんまで、それは暖かくありがたいご来賓である。
田舎の幼稚園ならではの良さが溢れた素敵な卒園式だった。
友達、その親、先生、支えてくれる地域の方々にこんなにも恵まれていたんだな、と感動。本当にお世話になりました。
もう、この幼稚園に父兄として来ることはないんだな・・・
次男よ、卒園おめでとう!
さようなら幼稚園、そして長男の分の感謝も込めてありがとう。
白日のもとのホワイトデー
衝撃の(市民はもう慣れてしまったのか・・・)ニュースばかり。
富士急は2012年4月までに撤退(読売)、西武は早ければ2011年2月期中にも閉鎖・・・(日経)。
経営判断としては適切なのかもしれないが、寂しい限り。
十字屋、ニチイ、長崎屋、丸井・・・なんてあったのが嘘のようだ。