ミニ四駆は奥が深いのではなく不親切なのでは
世間では3連休と言われているが、土曜日も月曜日も仕事だ。しかし、日曜日だけは久しぶりに休みがとれた。
かねてから息子が「次にお父さんが休みの日はミニ四駆で遊びたいな」と切望していたこともあり、朝から「僕とパパの店」で有名なマルサンホビーの原町店(本店は沼津市上土(あげつち))に向かった。
ここ原町店には、ラジコン用のサーキットが常設されているため、息子たちにも刺激的だろう! ということと、こちらの店長には韋駄天そのものも少年の頃、大変お世話になった方で、息子たちを挨拶方々ご紹介したかったのである。(ラジコンに激ハマりした時期はマルサンに通いつめた韋駄天)
そうそう、ミニ四駆。
既に息子たちはミニ四駆Proなるラインナップを一台ずつ所有しており、今回はチューンナップパーツを購入することが主たる目的である。だが・・・
何を買っていいのやら検討がつかない!
そもそも、ミニ四駆の初期ブームは、韋駄天がこうしたアイテムに興味を持たない年齢になってから・・・。増してや自分で操作のできない走りっぱなしの玩具には全く関心がなかったのだ。(チョロQをチューンしようと思わないのと同じ感覚)
だが幸いなことに個々のパーツは子供用のおもちゃだけあってリーズナブルな価格設定のものばかり。とりあえず、バンパーにつけるガードのようなものと、タイヤのゴムと、モーターなんかをコチョコチョと購入。全てに「ミニ四駆Pro対応」と書いてあるので間違いないだろう。
と、これが大間違い!
そこのお父さん。ミニ四駆・・・ものすごいラインアップで、しかも同じミニ四駆Proでもホイールの大きさなんかが違っちゃったりする訳で。ネットやパーフェクトガイドなどで下調べしてから買え! というのもわかるが、あまりにも初心者には説明が足りない。
結局ミニ四駆Pro用のタイヤは我が家のミニ四駆Proには付かないので放置。一番値の張ったベアリングローラーも・・・。
とりあえず、物理的に装着可能なアイテムを長男、次男のマシンに装着。モーターもアトミックチューン、レブチューンといったものに交換してボディを装着。ヤレヤレ・・・のはずが!!
取り付けたオプションパーツがボディと干渉してどうにもならない。ここまで来るとユーザーの知識不足ではなく、メーカーの配慮が足りないとしか言いようがない。傍らで作業をみていた長男、次男が寂しげに「だめなの?」と
これが解決しなければ、モーター以外の全ての【ミニ四駆Pro】用アイテムが我が家の【ミニ四駆Pro】で使えないことになる。
結局他に手段がなくリューターでボディを削る始末。これで公式レースには出られないとか言われたら詐欺に等しい。というより、リューターが無かったらどうしろと言うのか?
ま、話は前後するが、このミニ四駆、自分で操縦することができないのは前述の通り。専用のコースで走らせてスピードを競う以外の遊び方は無い。となると大事なのはコースがどこにあるのか? ということ。
残念ながらマルサンホビー原町店には常設のコースはない。さすがの韋駄天もコースが常設されている店くらいは下調べしてある! ということで、公式サイトに掲載されていた三島のたきなみ商店へゴー!
・・・
無い。どこをどう見ても「たきなみ商店」など存在しない。いや、かつてはあったのだろうが、今はそれと分かる痕跡がないのである。もう一度公式サイトを見てみる。間違いない。今いる場所はまぎれもなく「たきなみ商店」の場所であり、そこには常設コースがあるとなっている。
午後の予定も入っている中、昼近くなってしまったため、東部でもう一つ常設コースを設置している吉原の「おもちゃのキムラ」まではとても足を運べそうにない。
先に昼食をすませ、午後の用事までの時間調整のつもりで、もう一件プラモデルのお店を覗いてみることにした。
駐車場に車を入れると息子たちが雄叫びをあげる「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! あれっ、あれっ、お父さんアレっ!!」
なんと、コンパクトなコースではあるが、子供が遊ぶには十分なミニ四駆のコースが店の前に設置されているではないかっ!
店の主人に聞くと、「営業時間中であればいつでもどうぞ」と。(感涙)
明日、自分は仕事であるが、妻と息子たちは愛車を持って向かうことだろう。千本東町5の名店「Kit BOX」へ