グーグル、ラブホ○ル

■序章
 Smokey氏と真智ソバで食べたつけ麺、スイスからのお客さんと語り合った熱い夜、フラガール達との出会いなどなど、色々と書きたいことはあったがすっかりご無沙汰してしまった。中でもスイスのお客さんネタは深く、細かく話したいことばかりでありながら、秘密・秘密・秘密なことばかりでおおっぴらに書けない辛さがある。公にできるその日が来たらまたいずれ。

■グーグルとワイン
 そうそう、5月末、知り合いのKが渡米、グーグルのカンファレンス「Google I/O」に参加するためだ。Kはほぼ毎週土曜日にある壮大なプロジェクト遂行の為に職場を訪ねてくれており、その能力の高さは以前から実感していた。おそらくこの辺(アジア、中でも香貫近辺)では相当の力量の持ち主である。

 そんな彼が帰国後、報告方々職場を訪ねてくれた。なんと、Google Phoneを持って! このGoogle Phone、もちろんまだ日本では売られていないうえ、docomoから販売が予定されている例のアレとは異なり・・・あんまり言わない方がいいんだよな、きっと。これを参加者数千人に無料で配っちゃうGoogleってやはり凄いな。

 Kは現地で相当の刺激を受けたらしく、サンフランシスコでの熱い数日間の体験談を語ってくれた。これだけでも充分な土産なのだが、Kは渡米前に私が彼に話しをした中で登場した某ワイン(私は「すっかり」忘れていたのだが、Kは「しっかり」覚えてくれていた)を土産として買って来てくれたのだ。その名もベア・フット、そのカベルネを重たいのにわざわざ。ありがとうK! 日常飲める気軽なワインではあるが、アメリカ滞在中に妻と最もはまったワインの一つであり、あまり赤ワインを得意としなかった妻が赤ワインにはまったきっかけでもある。その晩、ありがたく妻と二人でワインをいただいた。美味


【Kからのお土産、ベアフット「カベルネ・ソービニヨン」】


■ラブホ○ル
 子供達が早く寝たある日の夜、珍しく妻の方から「ね、ね、」と私の手を引っ張る。「こんな遅くに」と思いながらも妻の誘うままについて行く。

 ん? 勝手口?

 勝手口から裏山へラブラブ・・・いや、ブラブラと歩き出す二人。妻が「ほら!! あれ!!」と沢の方を指差す。蛍である。乱舞とまでは行かないが、かなりの数が沢に沿って光を放っていた。周辺は街頭も少なく、ひと際その光が明るく見えるのだ。何とも幻想的であり、愛らしい。

 ラブ、ホタル

 このほか自然豊かな自宅周辺では立派なキジを見る事ができたり、キツツキのドラミングの音を聞く事もできる。キツツキのドラミングはなんとも不思議な音で、最初は何かイケナイ生き物が森の中に潜んでいるのではないか? と思ったほど。近所のばあちゃんに聞いてみた所「ああ、あの音はトチハカリだよ」と・・・や、や、や、やっぱり変な生き物が!! と思って調べたらキツツキのドラミングをトチハカリ(栃量り)と呼ぶこともあるそうだ。