孟母三遷の教え

という格好のいいものではないが、この春韋駄天家は引っ越しをすることになった。

息子二人も大きくなり、今の器では手狭であるということが大きな理由の一つ。
もう一つの理由はエクスペンシブな「固定費」である。毎月毎月、何もしなくても出て行ってしまう金額がボディーブローのように韋駄天家にダメージを与えているのだ。

そこで昨年あたりから、息子達の学区も変わらず、今よりも広いスペースが確保でき、なおかつ固定費が減らせる夢のような環境を探し続けていた。

一度候補にあがった物件はあったが、不動産屋とちょっとしたアレがあり断念。以来半ば忘れかけていた物件探し・・・

しかし、妻があるとき実に味のある物件を探して来たのである。色々と不安要素はあったが、現地を見て私の方が一目惚れ。

という訳で、息子達の学区も変わらず、今よりも広いスペースが確保でき、なおかつ固定費が減らせる夢のような住環境を手にいれることになった。



豪邸が建ち並ぶ閑静な住宅街の一番奥に立地する新しい我が家。
住宅街の入り口にはシンボリックな公園があり、セントラルパークを彷彿とさせる。
家までのアプローチはさながらビバリーヒルズ。今の時期は桜並木がたまらなく美しい!
並木沿いに流れる川は美しく青きドナウ
川の向こうには水墨画を思わせる幽玄な森林。
このような環境に立地する我が家を見れば、「皇居か?」と疑わんばかりの広大な敷地。
手入れの行き届いた枯山水風日本庭園は国宝級。
庭にある噴水付きの池には見事な橋が架けられており、敷地の端には井戸もある。
更に住宅街からすぐに246、東名、これからできる東駿河湾環状道路にアクセスできる。
ショッピングモールは目と鼻の先。
次男の幼稚園、長男の小学校も思いっきり近い。
それでいて家の周辺は実に静かで、車通りも少ない。



少し脚色はあるものの、概ねこんな感じの家である。

築年数?

知らない知らない。私が産まれていない頃に建てられたのは確かだね。

シロアリ?

知らない知らない。もう食べ尽くされてるんじゃない?

新生活はじまる。