ロボティクス

一昨日、世界のB○○社と縁の深いT社のN社長と共に筑波大学をたずねることに。

朝は曇り空、今にも雨が降り出しそうな中、地元沼津を出発。

スピルバーグの初期作品に出てきそうな怪しい空模様・・・。一路筑波を目指す。

途中、大井松田あたりで雷が落ちる、落ちる! 都内に入れば大渋滞、事故なのか災害なのか消防車・救急車の群れ・・・。

およそ4時間半、ようやく目的地の筑波大学に到着。

訪問するのはロボティクス界では知らない人はいない、世界のS先生である。

面会時間は30分ほど、それも勝手にこちらがこれくらいお話ししていただければラッキーだよね、と定めた目安。なんといっても相手は世界のS先生だからだ。

先生の昼食を待って研究室に通される。

まずは私が何者かを告げ、なぜT社のN社長を連れてきたかを話す。そしてN社長にバトンタッチ!

N社長いわく「つまらない文書は先生に失礼かと思いまして、そんなものは用意して来ませんでした。その代わりにこれを見てください」

S先生「・・・・」

「凄いですね、これでいくらくらいするものですか!?」

ここから話は弾む弾む!

S先生が問題視している点についてもN社長が答える。それについて更にS先生が尋ねる。N社長答える!

そうこうしているうちに時間は1時間を過ぎた。あまりに専門的な話しで盛り上がっている二人をよそに私は、先生の後ろに置いてあるコンピュータに釘付け。

二人の話題に数秒の空白があいた隙を見て、

「先生、あのNext先生のマシンですか?」

そう。先生の後ろに置いてあったのは伝説の名機ネクスト社のコンピュータだったのだ。

私の前職。二台だけNext社のコンピュータを納めたことがあった。偶然にも筑波の工業技術院の自立システム研究部門だった。

その話をしたところ、S先生の話はNextへ!

スティーブ・ジョブスの処遇からピクサーの事情まで、話は弾みまくる。N社長には申し訳なかったが、この話だけでまた随分と時間を割いてしまった。



・・・コンコン



S先生「はい?」




次なるお客様が痺れを切らして待っていたようだ。私たちの話で大いに盛り上がってしまい、次の方に迷惑をかけてしまった。

しかし、世界のトップを走り続ける研究者S先生と2時間も内容の濃い話をすることができた。

先生は次なる具体的アクションを提示してくださり、私とN社長は研究室を後にした。

外に出ると、朝来るときとは想像のつかない晴れ間が覗いていた。