ハバネロ急接近

数日前、職場のパソコンを立ち上げると、デフォルトで設定してあるポータルのニュースに「Mellow Habanero(メロウハバネロ)」の記事が掲載されていた。なんでも、ホットソースにしては珍しい国産品との事。辛いもの好きの私としては興味津々。

その翌日、日頃お世話になっているSmokey氏の日記を見てみると、タイトルに「Mellow Habanero」とある! 

すぐに目を通すと、お知り合いからMellow Habaneroを貰い、味わった感想が書かれていた。タバスコのように唐辛子、酢、塩・・・以上!という単純なソースではなく、ハバネロのほか、トマトや玉ねぎ、ニンニクといった野菜類に加え、マンゴーも使用されているらしい。 なんともタイムリーなSmokey氏の日記にますます興味がかき立てられた。

翌日

11時過ぎに私の携帯が鳴る。Smokey氏からだ!

Smokey氏「メシどうする?」
韋駄天「ご一緒します」
Smokey氏「じゃマルコな。ソース持込で」
韋駄天「ニヤリ」

マルコとは沼津にある超級B級大衆イタリア料理屋である。ビジネスマンはもとより、家族連れ、はたまた文人墨客にも愛される名店中の名店。オーダーが入ると厨房のマスターが景気良く応える「あ”いょお〜!」は一度は聞いておくべきだろう。

正午過ぎにSmokey氏と合流。私はボンゴレ中盛り、Smokey氏はハンバーグスパゲティの中盛りだ!

テーブルの上には、ギャバンのハーブ、クラフトの粉チーズ、そしてタバスコ。見慣れた風景だ。

そこに、Smokey氏の取り出したMellow Habaneroが置かれる。う〜む、高まる期待感を少し和ませてくれる汗だくの「ハバネロマン」のイラストがたまらない。タバスコよりも小柄な瓶だ。

さっそくボンゴレにかけさせていただく。フタを空けるとタバスコとは違うスパイシー&フルーティな香り。はやる気持ちを抑えつつ3〜4滴を上品にピッピッピ。普段はタバスコをドバドバやる方なので、ちょっとセレブリティな気分だ。ボンゴレもいつものボンゴレよりオシャレに見える。Mellow Habaneroのかかったあたりにフォークを刺し、くるり! 

パクっ!

Smokey氏「どうだ?」
韋駄天「美味いです。でもそんなに辛く・・・あ、後からきますね」
Smokey氏「ニヤリ、こいつお前用にやる」

そう言って今あるソースとは別に丁寧に包装されたあらたなMellow Habaneroを一本下さった。

ん? Extra?

Smokey氏「それ、こいつの三倍辛いらしい」
韋駄天「強烈ですね、試してみて良いですか」
Smokey氏「おぅ、もうお前んだからな、ニヤリ」

と、包装紙を丁寧に外し、ボンゴレへピッピッ・・・ピッピッ・・・出てこない。新しい状態では瓶の口の方にあるソースがペースト状になっており、少々の力では出てこない。さらにピッピッとやるのだが、(勢いあまって「ドバッ」っと出てしまったらどうしよう)と変な悩みが頭をよぎる。

Smokey氏「ようじ使えば」
韋駄天「・・・そうですよね」

焦りのあまり、ようじの「よ」の字も浮かばなかった。アドバイス通りようじで入り口付近のソースをとり、ボンゴレにつける。再び、パクッ!

うん、今度はのっけから辛い! だけど美味い!

そんなこんなで、ボンゴレを食べ終わる頃には汗だくになっていた・・・。

こいつはおすすめのソースです。このままでは辛すぎるという方は、マヨネーズに混ぜてもグー! ケッチャップに混ぜてもグー! 好みに応じた辛さに調節できます。

「やましょう酒店」で売られていますので、沼津近隣の方々は是非
http://foodios.com/season/mellowhabanero.htm

ちなみに製造元はこちら
http://ta-nm.jp/mellowhabanero.html