ロマン


3日の晩、smokey氏のホームパーティにお招きいただいた。smokey氏のオフィススタッフはじめ、ゆかりの人たちがsmokey氏のお宅に集まり大いに盛り上がった。もちろん数少ないMacユーザーのTAQ氏もご夫婦で参加、たまらなくチャーミングな奥様とラブラブな様子。気がつけばみな親子か夫婦・・・。私はNPOのプロフェッショナルA氏とこっそりと参加。

あっ!

A氏は今日入籍じゃないか〜!と、なんのイベントもないのは私くらい。smokey氏の母上の作られる料理は皆絶品で、パクパク・ムシャムシャ、自分でも良く食うなと思うくらい食べ、その上あまりに美味かった鳥の唐揚げを持ち帰らせていただいた。帰りがけ、母上の作られた吊るし雛や、古布を使った作品を堪能し、smokey氏宅を出た。

するとsmokey氏が・・・「これ」

ただ一言そういって私にあるブツを手渡してくれた。わかる人にしかわからないトテツモナイあれだ。レア、まぼろし・・・色々な表現があるが、どれも適切ではない。

末端価格では相当な価値を持つシロモノだ。

実はいただいた翌日の4日。居ても立ってもおられず、ある実験を試みた。本来自動車に使うことを目的とされたあるブツを、私の楽器、そう愛用するトランペット(ヤマハカスタム「xeno2」)に使ってみたのである。

ここ数年愛車のトランクにぶち込んであった愛器xeno2が、久しぶりに陽の下に晒され、あっというまに分解。ピストンほか駆動部分の全てに幻の「ブツ」を数滴足らした。自動車には粘度があまりにも低く、日の目を見なかった「ブツ」だが、さすがに楽器のピストンとなるとネバネバだ! アルキャスのオイルをちょいとたらして微調整をする。だが、その他のスライド部分の動きは・・・

抜群だぜ!

単なるオイルとしてではなく、長年動かしていなかった楽器のトリートメントとして真に良い具合なのだ!!! そして私は思った。

俺だけの秘密だ。と

そう、ブログに書いておきながら誰にも教えてあげない私だけの秘密。smokey氏と鮫さまに感謝をし、そして私の師匠メイナード・ファーガソンに畏敬の念をこめ、数年ぶりに楽器に息を吹き込んだ。

ペダルトーンもそこそこ鳴る。ペダルF、からローF、そしてF、いっちょう頑張ってみるかとハイF・・・それ以上は音にならないな〜。って俺は職場の会議室でこんなことに夢中になってしまった。しかし、数年ぶりに命を削って吹き込んだトランペットは実に気持ちよかった。こいつはアートであり、スポーツだ。

後で気づいたが、久々にトランペットと遊んだ5月4日はメイナード・ファーガソンの誕生日だった。皆さんも「アメリカ横断ウルトラクイズ」や「高校生クイズ」のテーマを知っているだろう。あれはファーガソンだぜ!