熱い、キモい

 外出先の医療機関で色々とやらねばならないことを片付け終わり、一息入れようかとベンダーでコーヒーを購入することに。グビっとブラックだろうな〜、やっぱり。

 小銭だけはことかかないので、釣り銭無し、ジャストの硬貨を投入しポチッとな。

 出て来たコーヒーを掴んで驚愕・・・熱い!

 今の時期あるかい、ホットが。

 うかつだったが、仕方なく帰りの車中で熱い缶コーヒーを飲みながら職場への帰路につく。

 駐車場の入口まで辿り着くと、ちょうど下校途中の高校生達の列が続き、ゲート前で待たされることになる。しばらく列が続いているが焦らず急がず、するとヘアスタイルに若干の乱れがあったため、クシを通す。髪を梳かしながら高校生の列に目をやると、ある女子高生2名がこちらを見ていて、右側の女の子と目があった。お世辞にも可愛いとは言えないその女の子が一言。

 キモっ

 ん? 俺の事か? 左の女の子も言葉こそ発しないものの右の女の子の意見に同意している様子・・・。間違って熱い缶コーヒーを買ってしまったことは知らないはずだしな。などと考えてみたが、何が「キモっ」なのか釈然としないまま彼女達が通りすぎるのを待つしかなかった。

 しかし、面と向って言われるとカチンと来る一言だな。