血湧き肉踊る
2日、日曜日はひっさしぶりに丸々一日休みをいただいた。息子達もおでかけモード全開である!
さらに息子達(特に次男)には「お目当て」のイベントがあり、こいつを見させてあげることができなければ休日の父親としての威厳が薄れる(大げさか・・・)。
眠い目をこする母をよそに、息子達の目はギンギン(死語?)だ!
8時過ぎ、自宅を出発しいざ目的地へ。
すると、拍子抜けするほど道が空いており、1時間ほど到着時間の目測を誤る・・・。それではちょっと寄り道、と「伊豆のへそ」という道の駅で小休止。
車を降りるや、フィルムコミッションのI氏と遭遇。あいさつもそこそこに、フィルムコミッションが導入した秘密兵器を見せてもらう。
「おぉ〜!!」
我が家の家族のボキャブラリのなさにはあきれたが、私以下家族四人、「おぉ〜!!」である。
ロケ隊へのもてなしの気持ちはもちろん、災害時やその他イベントでの利活用も視野に入れている。I氏をはじめ、フィルムコミッションの活動を支える人達の熱い想いが伝わって来た。
30分ほど休憩をとり、いよいよ本陣「自転車の国サイクルスポーツセンター」へ!
メインイベントの11時まではまだまだ時間があるので、入場後はスカイローラー、サイクルモノレール、スペースタワーズを堪能。スペースタワーズは息子二人だけで初挑戦である。
そしてメインイベント30分前、会場となる「400メートルピスト(一般人も使える公式自転車競技場)」へGo!オン!
そう、メインイベントとは。テレビ朝日の激烈人気番組「炎神戦隊ゴーオンジャー」のショーである。
30分前とは言え、会場には沢山のファミリーがベストポジションを我れ先にと陣取っている。遅れて参戦の韋駄天家も、メインスタンドではないものの、なかなかのポジション。
待っている間も子供達を飽きさせないための三輪車レース(悪役キャラ「蛮機兵ウガッツ」と一緒に・・・)が行われるなど、なかなか楽しい。
息子達にとっては
「魔法戦隊マジレンジャー」(2005年2月〜2006年2月)第29作
「轟轟戦隊ボウケンジャー」(2006年2月〜2007年2月)第30作
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(2007年2月〜2008年2月)第31作
に次ぐスーパー戦隊ショーであり、私にとっては
「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975年4月〜1977年3月)第1作
「ジャッカー電撃隊」(1977年4月〜1977年12月)第2作
「バトルフィーバーJ」(1979年2月〜1980年1月)第3作
以来のショーとなる。(ちなみに韋駄天世代は、電子戦隊デンジマン、太陽戦隊サンバルカンと続くのだが、その記憶は薄い)
30年以上たった今でも脈々と受け継がれる「スーパー戦隊シリーズ」はもはや文化と言える。
そしてショーがはじまるのだが、これが見事に古典の形式が伝承されている。ショーを進行するお姉さん、そしてまず登場する悪役達・・・。
ゴーオンジャーに登場する悪役は「蛮機族ガイアーク」達、その三大臣のリーダー格「ヨゴシュタイン」がメインである。韋駄天世代が燃えたゴレンジャーで言えば「黒十字軍」の「黒十字総統」あるいは「日輪仮面」に当たる。
ショーも佳境に入ると、ゴーオンジャー達がピンチに!! 司会のお姉さんも捕まってしまったりして、完璧なストーリー。
いよいよ、会場の子供達の大きな声がなければゴーオンジャーもお姉さんもここサイクルスポーツセンターで還らぬ人となってしまう・・・。
だが心配は杞憂に終る。子供達のとてつもない声援で見事ゴーオンジャーはガイアーク達をやっつけるのであった。
約30分の短い戦いではあったが、子供達の満たされた笑顔、お父さん世代の奥底に秘められた笑顔、(害水大臣ケガレシアの登場を願っていたお父さん達の落胆を除けば)何とも清々しいピュアな時間であった。
その後は昼食をとり、水上自転車、サイクルUFO、おもしろ自転車を満喫しスポーツセンターを後にしようとゲートに向う。
すると、
おっ!! なんと、ゴーオンレッドが園内を歩いているではないか!!!!!!!
息子二人はすかさずレッドのもとへ行き、ハイタッチを交わす。俺も、、、と思ったがレッドは子供の味方、私にはサムズアップのみで立ち去っていった。関係者のみが入れる扉の向こうへ・・・。
当初の目的を完璧に終え、スポーツセンターから出ようとすると、入口付近で東京電力がイベントを行っており、電気自動車、IHクッキングヒーター、エコキュートなどの展示説明会が開催されていた。
が、
息子はそっちはどうでもよく、併設してあった「高所作業車体験」に興味津々。
無料ということもあり、さっそく並ぶ!
いよいよ順番が来て、作業車に乗り込む。グングン登る作業車・・・息子二人はケタケタと笑う。
てっぺんに着いても余裕の息子達、「ジェットコースターより高いねぇ」「あっ、富士山!」などと余裕である。ビルで言えば5階くらいの高さであっただろうか、意外に平気な息子達にちょっと安心した。
高所作業車の体験を最後にサイクルスポーツセンターを後にした。
余程疲れたのか、長男、次男ともに車の中でzzz...
ありがとうゴーオンジャー。ありがとうサイクルスポーツセンター。そして東京電力。