朗読、死刑、ときどきゲジゲジ

昨晩、帰りは遅かったものの、長男次男ともに就寝直前に会うことができた。
長男は母のスパルタ指導の元、目に涙を浮かべながら翌日の学校の準備を行っている。

すると次男が絵本を持って「これ読んでぇ」と私の膝の上に。
仲良しくまちゃんが風船で遊ぶという可愛らしいお話。
短い絵本だが、キャラクターごとに声色を買えたり、擬音で工夫してあげたりすると大喜び。
(女の子キャラは正直辛いが・・・)

次男は大満足で就寝モードへ。

長男はというと、母教官殿に「○○はやったの!?」とブートキャンプは続いているようだ。

○○とは、いくつかある目標をクリアすべく朗読を行い、聞いてくれた人(ほとんど親)の評価をもらう課題だ。

「よしっ、R。今日はお父さんが聞いてあげるよ。」

と声をかけると、そそくさと課題の本を持ってページをぺらぺらめくり始めた。

朗読する物語のタイトルを申告、続いて今日の目標値の設定、そして朗読開始!
大きな声で読み始める長男。親としてはこれで満足なんだけど、定めた目標に向ってしっかりできているか確認せねば。

ブラボー!!

大きな声で、はっきりと読めている。べた褒めの馬鹿おやじ。
しかし、最後の二行はどうしても気が抜けるらしく、それまでの声のはり、滑舌が維持できていない。

「最後だけ気をつければ後はばっちりだな」

と言うと、眠い目を一生懸命開きながら

「もう一回読む」

と長男。

再度背筋を伸ばし、本をしっかりと持ち、朗読開始!
もうそのファイティングスピリッツだけでOKである。

朗読も最後まではっきりと読み切ることができた。もちろん花マルである。

その後、長男と次男は寝室へ。多少一悶着あったがなんとか就寝・・・。

私も入浴、夕食を済ませ就寝。

非常に清々しく眠りにつくことができたのに、昨晩の夢は妙にリアルで恐ろしかった。

(場面は8月25日午前9時、私は相当に焦っている。)
(なぜなら今日の20時、私が死刑に処されることになっているのだ。)
(おかしなことに、自宅なのだが、夢なんてそんなもんだ・・・だがリアルだ。)
(罪状もはっきりしない・・・ただ、なぜ死刑なんだ? と納得のいかない軽微なものの積み重ねだった気がする。)
(家族や近しい友人たちを周り最後の挨拶をすませる。割とドライな反応・・・。)

結局、結末はうやむやのまま朝を迎えたのだが、なんとも気味の悪い夢だった。

どうにも釈然としないまま着替えを取りに二階へ行くと。

!!!!

ゲジゲジだ。

それも結構でかい。

ま、毒もないし、害虫を食べてくれるからいいか。

妻も次男もゲジゲジにびびりまくりだが、そんな二人を置いて出勤。

素敵な一日になりそうである。

ちなみにゲジゲジの和名は「ゲジ」。
だれなんだ、ゲジゲジにしたのは。

同じ理屈でいけば「ハエ」はハエハエではないか。
「クモ」はクモクモ
「チョウ」はチョウチョウ・・・あ、これはいいのか。