様々な刺激

stagecast2006-03-17

今週はいろんな意味で刺激的な日が続いている。

まずは学生スタッフKが巣立った。Kとは、今から3年程前に出会ってからといういもの、彼の友人や後輩、彼の尊敬する先生達を私達に引き合わせてくれた。K自らも大学院への進学を控えながら、私達の職場で共に汗を流してくれた。初めてあったのは、Kの通う大学の学祭だったと記憶している。初対面の私に「こんどディベートしましょう!」と目をキラキラさせながら迫る強烈なキャラだった。その後も若手勉強会などに積極的に参加し、いまや伝説となった「ペペロンチーノ発言」を残すなど、その功績は大きい。10ページ程の冊子のコピーを頼み、50部ほど白紙で作ってくれたこともあったっけ・・・。ま、冗談はこれくらいにして、最後の最後まで「健全な出会い系」を貫いてくれた。新天地での活躍を祈る! 冒頭の写真はKの巣立ちパーティの際、乾杯でいただいたシャンパン(いいものらしい)。これは有名な写真家、池谷俊一先生からいただいたもの。

Kとの別れから一日空いて14日、金融機関ネットワーク会議に参加した。このネットワークは、創業・企業、中小企業支援の新たな仕組みとして着々と進められているプロジェクトだ。従来も同様の仕組みは存在したが、国の時限的な措置であったため、今年度で国からの支援がストップした。さりとて、サービスを休止する訳にもいかず・・・といった中で平成19年度を目処に新しい仕組みを構築しようということになったのだ。その仕組みとは!? これについては、現在も議論が継続中であり、あまり公にできる段階ではないので控えさせていただくが、実現すれば「○○維新」、いやいや「○○革命」とも言える、恐るべし第三の支援策と言えよう。この議論のテーブルについて下さる皆さん、カッコ良すぎますよ!

14日の午後、金融ネットワークの後、そそくさと昼食をとり某研究所へ! この研究所におられるT先生がベンチャーを起ち上げられるというので、ある部分をお手伝いさせていただいているのだ。この日は、職場のYも引き連れて、今までの修正点や追加すべき事項を再確認した。26日の学会で発表する「あるモノ」を仕上げるべく、我々ももうひと頑張りだ!

翌15日、産業支援ネットワーク、ならびに新産業創出勉強会に参加。このネットワークは、地域の中間支援組織が集まり、情報交換や、あらたな恊働に向けての枠組みづくりの模索、さらには新産業の可能性について議論する場だ。この日も近隣の三市の代表をはじめ、県、そして県の支援組織、更には経済産業省からも3名が出席し、他地域の事例を聞いたのち、闊達な議論がなされた。

そして16日、大学ネットワークに参加。このネットワークは県内にあるほとんど全ての大学が参加しており、会合には毎回「学長」「学部長」級の人たちが集まるのである。この日は、多摩地区の先進事例を(社)学術・文化・産業ネットワーク多摩の専務理事である細野助博中央大学教授)様からお話しいただき、その後交流会となった。交流会もおよそ40名の先生方が参加され、各々の取組みや、今後の連携のあり方について、熱く語り合われていた。私も講演して下さった細野先生ほか、大勢の先生方とお話しをさせていただく機会をいただいた。

いよいよ17日の今日、4大学TLOマッチングセミナーが行われ、早稲田、東工大農工大静岡県立大学のシーズ発表が行われた。先生方の研究成果は誠に頭が下がる思いである、がしかし・・・果たしてこれがどうやったらビジネスになるのか? という疑問が残った。先に述べた通り、先生方の研究成果としては立派なのだと思う。ん〜、会場にお集りの地元の企業さんたちは何を想ったのだろうか・・・。「TLO」と言えば文字通り技術移転。「マッチング」と言えばビジネスへの道を思い浮かべてしまう私が安易なのだろう、きっと。

といった一週間。