いやいやバッチグーですな

 最近、息子たちの遊びのブームと言えば、ブログでも紹介させていただいたデュエルマスターズベイブレードといった男児玩具。ベイブレードに至っては100人近くが集まる公式大会でも物怖じせずに参加するほどだ。相変わらず韋駄天家におけるタカラトミー社の存在は大きい。

 が、しかし!

 数日前、ひょんなことで韋駄天家にやってきた玩具。なんと対象は女子小中学生・・・だがこれが新たなブームを韋駄天家に巻き起こすのである。

 それは2006年のトミーとタカラ合併前までは玩具界の最巨塔として君臨していたバンダイの玩具。「CanバッチGood!(かん、バッチグー!)」だ! あまりにも懐かしい、バッチグーの響き。そう、こいつは2002年に華々しくデビューし、細々とではあるが、度重なるモデルチェンジを経て、今なお市場に出回っているアイテムなのである(韋駄天家に来たのは中古の2002年最初期型)。

 女性陣は想像がつくだろう。くるみボタンの作成をもう少し機械的にし、かしめる工程はハンドルをグリグリ回して圧をかけるというものである。手書きはもちろん、雑誌の切り抜きや、プリントアウトした紙でも大丈夫(コピー用紙くらいを厚さの標準とし、これより厚く、あるいは薄くなればなるほど成功率が下がる)。こいつを丸く切り抜き、バッジのパーツをセットしてグリグリ・・・グリグリ。出来上がり! といった感じ。薄手のものなら布でもバッチグーだそうな。

 ある晩、さっそく息子たちが雑誌から気に入った絵や写真を決めると、付属のガイドを使って位置決めののち切り取り線を引く。あとはハサミでチョキチョキやると、下準備完了。

 この初期型マシンでは直径3cmのバッジのみ作成可能となっている。下準備段階ではカシメる余白も合せ4.4cmの円として切り抜くのだ。

 もちろん個人で楽しむ範囲であれば、ネット上でみつけた気に入った画像、模様などを印刷してバッジにすることも可能だ。パソコンで作業する場合は本当に簡単。まずはパワポやワードの図形描画で3cmと4.4cmの二重円を描く。これをコピペ。すると下のような感じになる。



【二重の円がこれくらい配置できる】


 中心の3cmの円は後で消すのでグループ化はしないこと。あとは適当に画像を探してきて貼付け、3cmの円に一番良いバランスで配置できるよう調整。3cmの円が見えないと作業しにくいので、持ってきた画像の順序は最背面で作業すると良い。配置が終わったら3cmの円を削除!



【適当に集められた画像たち】


 あとは? あとは印刷して切る。その後はCanバッチGood!でグリグリやるだけである。



【切り取られた直径4.4cmの画像たち】


 ただし!

 CanバッチGood!は「玩具」である。それも女子小中学生向けの・・・。大人がバカにして手を抜いたり、逆にムキになってかしめたりすると、チョベリバな結果もあり得ることを付け加えておく。人生なにごともほどほどが大事。

 ちなみに、ポンポン作りすぎてバッジパーツが無くなったら、Amazon楽天、はたまたYahoo!オークションなんかでも入手が可能。次回は肝心な出来上がりをお見せしよう。